TEDIC(宮城県)


http://www.tedic.jp/

活動のきっかけについて教えてください。

故郷が東日本大震災で被災してしまい、親戚や幼なじみの安否確認をしながら、避難所での緊急支援に関わっていました。
避難所で出会った「震災がきて、救われたって思ってる」という震災当時、中学3年生のある男の子の言葉。震災以前から不登校、家庭内暴力、経済的な困窮など、苦しい状況にあった彼を救ったのは、震災後に避難所で出会ったボランティアさんでした。「震災がなかったら、ずっと家で誰にも助けてと言えずに生きていたかもしれない」と話す彼の言葉に触れたとき、被災をした子どもたちはもちろん、震災以前からさまざまな環境の中で生きている子どもたちを支え続けることを決めました。

震災からこれまで、5年を振り返ってみていかがでしょうか。

ある校長先生が「震災から5年なのではない。震災が始まってから5年なんだ。」と話されていました。あの日、あの瞬間が震災なのではなく、その後に起きたさまざまなつらさ、寂しさ、憤り、不安、そして希望も含めて震災なのだと強く感じています。
私自身、3月11日が近づいてくると、毎年心がザワザワしてきます。この騒つく感情をうまく言葉にはできませんが、きっと子どもたちも心のどこかに深く刻まれているのだと思います。

寄付金の使い道について教えてください。

学習支援や子ども食堂、フリースクールやアウトリーチ活動など、さまざまなプログラムを通じて、子どもたちの命と向き合ってきました。
生死と向き合う覚悟も必要な活動において、ボランティアのみで活動を続けることは困難です。教育委員会、学校、児童相談所、ケースワーカーなどさまざまな機関と連携・協力しながらセーフティーネットを紡いでいく上で、どうしても人に対してコストをかけざるを得ません。
子どもたちのなかの一部には、ご家庭にコストをご負担いただける場合もありますが、「子どもの貧困」が大きな社会問題となっているように、石巻市においても、なかなか難しいのが現状です。行政の皆さんとも対話を続けて、十分に必要性はご理解いただいているものの、課題が山積している自治体において、この分野にのみ十分な財源を割くことは容易ではありません。
今回の寄付金を活用することで、より多くの子どもたちのもとへ支援を届けることができますし、またその支援の実績をもとにしながら、行政の皆さんとも必要な制度を考えていく足がかりになると思います。


寄付は応援になる。

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