マザーリンク・ジャパン(岩手県)


http://www.motherlink-japan.org/

活動のきっかけについて教えてください。

震災直後から被災地に入ってボランティアを行うなかで、「津波で何もかも流されてしまったから、子どもの入学式に着せてあげる洋服がない」という声を聞きました。それで、『入学式衣類支援プロジェクト』を始めたのが2011年の4月。同年9月には、自分自身がシングルマザーだったこともあって、同じ立場のママたちを元気づけたい!とシングルマザー向けのイベントを企画しました。
その後、被災地でのシングルマザーの実態を知るべく、仮設住宅の自治会長さんたちに直談判して世帯調査をさせていただきました。そこで明らかになったのは、私が考えていたよりもより深刻な母子家庭の生活困窮と子どもの不登校。現在、母子家庭への支援に加え、不登校児のためのフリースクールの創設に向けて活動をしています。

震災からこれまで、5年を振り返ってみていかがでしょうか。

かなりの数の母子家庭を聞き取り調査することができました。そこで耳にしたのは、「お金がないから、仮設住宅に入居してから、3年間1日一食で過ごしていました」とか、「5人の子どもと心中しようと思って、誰の首から絞めようか考えているうちに朝になる。子どもがたくさんいたから、心中せずにすんだ」という、あまりに悲惨な現実。
5年という節目の団体の現実的な話をすると、助成金も少なくなってしまったため、活動資金の確保が重要事項になっています。

寄付金の使い道について教えてください。

世帯調査を行って分かったのが、震災後に不登校になってしまった子どもたちの数の多さです。5年間も不登校なのに、どうして放っておかれているんだろう、と。
ですので、仮設住宅ではないどこかで、心のケアを含めた子どもたちの居場所を作ってあげることが大事だと思い、『ぼくらの学校創ろう!プロジェクト』を立ち上げました。
これは、陸前高田市、大船渡市など気仙地域の不登校児のためのフリースクールで、名前は『おひさまの家』。小さな民家を借り、ペンキ塗りをしたり、子どもたちにも一緒にこの場所を作ってもらうところから始めます。最初は本を読んだり、絵を描いたりするだけでもいい。また、東京の明蓬館高等学校と提携の予定で、インターネットで授業を受けながら、高校の卒業資格を取ることも出来るようになります。寄付金は、このフリースクールのスタートアップ時の運営維持費に遣いたいと思います。


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